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【キャンディー塗装&グラデーション】ロッドビルディングで自分だけの釣竿を作る!#1

f:id:hondylog:20180207023900j:plain正直超楽しい。

 

こんにちは。ほんでぃです。

ロッドビルディングにハマりました。ヤバいです。

この楽しさをもっと多くの釣り人に味わってほしい。

 

「ロッドビルディングに興味があるんだけど、どんな道具揃えたらいいのかわかんねーんだよなぁ…てか、そもそも何すればいいのかわからんから道具も買えんわ」

 

くらいのテンションの方にちょうどいい感じの記事になってます。

 

 

 

ガイドのつけ方なんかはwebにたくさん情報が転がってるんですけど、いざ塗装となると、ゴムパッキンみたいなやつで穂先からガーーッとやって一色に塗るようなやり方ばかり…

違うんだよ。もうちょっと手軽な感じで、おしゃれにしたいんだよ…

 

なんて想いから実際にいろいろ塗装してみて、意外と簡単にいけるなーってのがわかりました。ので、手順を残しておきます。参考になれば幸いです。

 

 

塗装初心者でもグラデーションくらい簡単に作れる

f:id:hondylog:20180207024818j:plain完成イメージ

そうです。簡単に作れます。

ゆっくり焦らず丁寧にやれば、ほぼ失敗は無いと考えてもいいと思います。

そのくらい楽でした。そして、めちゃくちゃ綺麗にできる笑

 

手順を一つひとつ見ていきましょう。

 

STEP1:メタリック系のカラーを塗る

このようなキラキラ系のグラデーション塗装は三つの層で構成されています。

・メタリック

・クリアカラー

・ブラック

 

まず「シルバー」などのメタリック系のカラーを、塗装したい箇所の全面に吹きます。

f:id:hondylog:20180207025423j:plainシルバーを塗ったところ

 

注意点として「一度でしっかりと塗る」のではなく「塗って、十分乾かして」を繰り返し、「複数回にわけて塗り重ねる」ことにより、比較的ムラなく色をつけることが出来ます。

 

最初は非常に薄く。遠目から塗料の粒子がさらっと付着するくらいに吹く。

二回目も薄く。全体に色がうっすらと付くくらい。

三回目もやっぱり薄く。少し色が濃くなるくらい。

四回目もうすく…

と、ちょうどいい色合いになるまで少しずつ少しずつ重ねていきます。

 

STEP2:クリア系のカラーを塗る

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クリア系のカラーは下地の色を通します。

例えば、「シルバーの下地」に対し「クリアイエロー」を吹くと金色になりますし、トップの画像に写っているロッドのカラーは「シルバーの下地」に「クリアブルー」を重ねたカラーです。

 

クリアカラーは通常の塗料と違い、吹けば吹くほど(重ね塗りをすればするほど)色が濃くなっていきます。

そのため、これも下地カラーを同じように、一回でしっかり塗ろうとせず、うすく何度も重ねていくイメージで作業を行ってください。

 

実際に進めていくとこんな感じ↓

f:id:hondylog:20180207215102j:plainシルバーを塗ったとこ

 

f:id:hondylog:20180207215038j:plain一回目のクリアブルー

 

f:id:hondylog:20180207215203j:plain一回目(左)と二回目(右)の比較

 

f:id:hondylog:20180207215258j:plain二回目(右)と三回目(左)の比較

 

f:id:hondylog:20180207220304j:plain
バリバリ反射します

 

 

ロッドも同様です

f:id:hondylog:20180207025423j:plainまずシルバーを塗って

 

f:id:hondylog:20180207025611j:plainクリアイエローを重ねます

 

STEP3:ブラックでグラデーションを付ける

クリア系のカラーを吹き終わったら、ブラックで両端にグラデーションを付けましょう。コツは遠目から吹くだけ。ブラックを吹くと言っても、すこし遠目から吹けば一気に真っ黒になってしまう危険は意外なほど簡単に避けることができます。

 

簡単すぎて、本当に他に説明することがないんです笑

f:id:hondylog:20180207030939j:plainこれはブラックを吹いて、その後にクリアを吹いた状態。一気にツヤが出る。

 

f:id:hondylog:20180207220315j:plain仕上げにブラックを乗せて落ち着いた感じに。

 

角度によってブラックの幅を変えることにより、 さらにおしゃれな感じにすることも!

youtu.be

 

 

と、このくらいのサラサラっとした説明で、手軽にかっこいい塗装ができちゃいますんで、ロッドビルディング是非とも広まって欲しいです。

 

完全に自作ロッドということで、正直強度とか不安だったんですけど


シュモクザメとか

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ウツボのゴリ巻きとか

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90UPのシーバスとか

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いろいろ釣っても意外と耐えてます。

 

性能もさることながら、思い出に残る1匹をより味わい深いものにする一つの要素として、ロッドビルディングは私の中でかなり大きなものになってきているなぁと、そんな気がします。

「この竿だから釣れた」よりも「この竿で釣れたから嬉しい!」がもっと広まったらいいのに。
 


 

 

おさらい:初心者が塗装をするときは、塗料の選択が重要

買わなきゃいけない塗料は

・メタリック系の塗料

・クリアー系の塗料

の二つ!

 

あと、場合によってはブラックも!

 

f:id:hondylog:20180207225417j:plain

 

とはいえ、シルバーも微妙に色合いの違うラインナップがいくつかあったり。加えてメーカーが変われば微妙に色が異なる。あとは塗料を薄める溶剤次第でも発色が異なる。どんな風に異なるのかはメーカーHPを見てくれい。

http://www.gaianotes.com/products/g-color_t09.html

 

ちなみに、今回使ったのはガイアノーツの「スターブライトシルバー」と

同じくガイアノーツの「メタリックマスター」っていう溶剤。

特別なことしなくても発色が綺麗で、上に乗せるクリアカラーも綺麗に輝く気がする。



 

 

  

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クリアカラーはお好きな色をチョイスしてください。

結構なラインナップがあります。

 

JOSHINが安かったよ。 

 

あとは写真に一緒に写っている「モデレイト溶液」っていう溶剤もオススメ。

香料が入ってて溶剤の匂いを抑えてくれる。

東京住みの自分にはありがたい〜!

 

 

そして、忘れちゃいけないのがエアブラシ。

現状、入門用のものを使っているがスペックの不足を感じることはない。

むしろはかどりすぎ。

 

 

エアブラシを持っているのといないのとでは、本当に塗装の難易度がガラッと変わる。

 

 

さて、今回はここまで。

次回は

f:id:hondylog:20180207232546j:plain
ガイドのつけ方とか

 

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チタンティップの継ぎとか

 

 

ちょっとずつ解説していきます〜。