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【2012年マレーシア釣行】ケニール湖③

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9月13日 ボートで奥地へ

 

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寝坊した。暑さに目を覚ますと、太陽が高く昇っていた。

時刻は9時、朝まずめを完全に逃す。

急いで準備をし、釣りに出かける。小さなハロワンが一匹釣れた。途中グラミーの仲間を見かけたが、完全に無視された。

 

そうこうしている内に日差しに耐えられなくなり、一度退散して食堂へ。再びナシラマを食べる。

昨日もいた威勢のいいじーさんが、朝か夕方じゃねーと釣れねーぜ! と言っていた。朝食後も悪あがきしてみるけどノーフィッシュ。

夕方になったのでガフさんを呼んで、釣りに行こうぜと誘う。明日の朝がいいぜ! と言われる。つーことで、無理を言って宿の管理人にボートを出してもらい、奥地へ向かう。

 

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まんざらでもなさそう?

多くの立木が乱立する、日本のリザーバーみたいなポイントだ。ロケーションは最高。

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奥地

 

釣りを始めて程なくして、スコールに会う。雷も鳴り始めた。泣く泣く退散。今日も夜釣りはできない。

夕食には念願のナシゴレンを食べることができた。

ナシラマはオーダーから一瞬で出てきたけど、ナシゴレンは30分以上かかって出てくる。

 

ちなみに、ナシラマの方が美味しかった。

 

 

9月14日 

 

今朝もナシラマを食べようと食堂に向かうと、中国人のグループがいた。前日、奥地でシアカップとベリーダを釣ったらしい。シアカップとはバラマンディのことで、本来ケニール湖にはいなかったはずが、近年移入されて数を増やしているらしい。異国の地のこととはいえ、他人事には思えない。

奥の方行かないと全然釣れないよーと、その人たちは去っていった。……僕の分のナシラマ代を支払って。

 

この日は奥までボートで入っていった。190RM。魚は一匹も釣れなかったが、ジャイアンスネークヘッドの稚魚の群れを一度だけ見かけた。周囲に親魚がいたのかもしれない。

ルアーを投げるかたわら、ガフさんがこれを使え! と10cmくらいのドジョウのようなナマズのような魚を差し出してくる。陸に上がって良さげな木の枝を拾い、浮きを作って投げ込んだりもした。


自分の英語力の無さを痛感した。(マレーシアは第二言語という概念があり、英語を使える人も多い)やりたいことはたくさんあるが、それがどうしても伝わらない。ベリーダは夜行性なので夜にならないと釣れない。けど、夜は船を出してもらえない。しかも、毎日のようにスコールが来て激しい雷雨となる。
雨なんか問題ないよ! って僕は言うけど、今夜はワイフが来るから無理だ。と断られる。じゃあ明日の早朝に行こうぜ! っていうけど、9時がいいぞ。っていう。9時は完全に日が昇ってるし、9時に集合したら釣り開始は9時半くらいだろ! おせぇ!
なんて、英語で言えたらなぁなんて。思うことはあるけれど、言葉にできなかった。

その日はマレー式のラーメンを食べた。魚介ダシと酸味。ライムが乗っていて、絞って食べるとうまい。んで、けっこう辛い。

 

食事中、やたらと陽気なじーさんに会った。
ベリーダはサオ滝にいるぞ、という。
サオ滝までは6000円かかる。

その日、明日の朝出て行って欲しいと管理人に告げられた。

 

夜、もう休もうと思っていた頃、なにやらどたどたと音がした。なんと、宿泊しているハウスボートに20人前後の集団が乗り込んできたのだ。
明日の朝じゃなかったのか!
集団はノックもせず僕の部屋を開け、ohなんていいながら閉める。窓が開けっ放しになっているが、その窓からそっと覗いてくる。不気味な笑顔を浮かべ、こちらも凝視してやった。

集団は甲板でBBQを始めた。騒ぐ騒ぐ。寝れたもんじゃない。イライラしながらトイレに降りると、集団の中の1人に呼ばれた。お前も混ざれよ! マレー料理食わしたる! だってさ。

 

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現地式ヤキトリ:サテ

 

すっかり気を良くして、現地式焼き鳥(正確には牛とヤギ? ヒツジ?)を食べまくる。甘いソースをつけたり、死ぬほど辛い玉ねぎを付け合わせに食べたり。


お返しとして、日本語教室を開く。みんなで「オイシイ〜オイシイ〜」と食べ続けた。

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